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THEME #18受賞作品2020DEC

DREAM

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ステートメント

Sulcis in Fundo

サルデニア島のアイデンティティはそこで働く人々の性質によって形作られてきた。「Sulcis in Fundo」では、この島にグローバリゼーションが及ぼす社会経済的影響を描いている。現代のテクノロジー革命は、前例のないスピードとパワーであらゆる経済分野を作り変え、働く人々は資本力による強化を過剰なまでに必要とするようになってきている。スルチスはかつて戦略的に重要な鉱物生産地であり、次いで鉄鋼業の地となったのだが、現在ではイタリアで最も失業率が高い地域となっている。

受賞者プロフィール

Filippo Taddei

イタリア・コモ生まれ。そこで学問に励み、山、冒険、旅などを含むアウトドアへの情熱を抱くようになる。ミラノにて国際関係の勉強をし、平和のための協力に関するカリキュラムを取得。この時期に写真を撮り始めるようになる。卒業後、ペルーへと旅立ち、NGOで働く。そこでの1年間は様々な体験、フィールドワークや、強い感情で一杯の経験となり、写真を社会問題へと適用するきっかけとなった。社会的写真やドキュメンタリズムの道に進みたいという気持ちに気づき、イタリアへ戻って国内外で個人的なプロジェクトに取り組む。2017年と18年の間で2回イランへと旅している。ボスニアにおける移民問題を取り扱い、ルーマニアや、ロマ民族キャンプや、ウガンダや、南スーダンの国境沿いにある難民キャンプなどで働く。現在は、サルデニアにて汚染と失業に関する個人的なプロジェクトを行っている。

審査員 選評

審査員:アレック・ソスより

フィリッポ・タデイのサルデニア島の写真は、反駁を伝えるものだ。彩度が低くも官能的で、くすんでいるけれど美しい。おそらくタデイはこれらの写真に政治的なメッセージを含ませているのであろうが、ただ美しい詩としても成り立っている。

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THEME #18 DREAM

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