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THEME #37受賞作品2022AUG

SELF-PORTRAIT

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ステートメント

嘲り、そして

このシリーズはコロナ禍による自宅隔離期間で撮った写真である。純粋に退屈と孤独感から作られたものである。一年間後の今からこの作品群を振り返ってみると、あの時期における私の身体が日用品ととても密接に関係していて、有限的な空間で何か新しいこと作りたがる状態がわかる。具体的な意味を与えられていない自撮りは、私の自由やインティマシーにたいする潜在的な憧れと、疫病が蔓延している期間で楽しみながら生きなければならない不条理な状態に対する自嘲が映っている。このような状態は本当に疫病の終焉とともに消えるのだろうか。孤島にように暮らす人々の心の中で、このような状態がいつかフラッシュバックしていくかもしれない。

受賞者プロフィール

チョウ トウヨウ

中国山東省済南市出身で、京都芸術大学写真映像学科で在学している。主な研究手段は視覚、演劇、身体であり、社会問題とイデオロギーの衝突に注目している。
・展覧会と受賞歴:
2021 東京半山gallery 個展『場』
2022 Tokyo frontline photo award 審査員賞
2022 京都芸術大学 Galerie Aube・hop展
2022 京都芸術大学 Galerie Aube・double annual学生選抜展『反応微熱』プレ展
2023 東京国立新美術館 double annual学生選抜展『反応微熱』

審査員 選評

自宅隔離期間中の鬱屈感を覆そうとする意欲、有り余るほどのエネルギーやポジティブさ、まっすぐさが感じられる、好感の持てる作品。何かその先にありそうだと思って見るのだけれど、写真の広告っぽさにそれが打ち消されて結局わからなくなってしまうのが残念。

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THEME #37 SELF-PORTRAIT

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