ステートメント

bonsai

私は常にカメラを携えて、街を歩いたり車を走らせながら面白いものはないか目を光らせています。動物の登場に出くわすことも珍しくはありませんが、その姿をとらえるのは至難の技です（彼らは突然現れ、速やかに去る）。ある日、車を運転中に私のアンテナが何かをキャッチしました。慌てて引き返すとそこには、盆栽の上で「自分も作品の一部であり鑑賞に値するのだ」とでも言うような猫が堂々と鎮座していました。それを撮らない理由が私にはありませんでした。

受賞者プロフィール

Numari

青森で写真を撮ったりZINEの制作をしています。

現代写真研究所　迫川ゼミ修了
展示「セーブポイント」（新宿ベルク）

審査員 選評

審査員：シャンタル・レンズより

猫はいつだって、居心地のいい場所の見つけ方と、その場所を自分のものにする方法を知っているように見える。
この作品の中でも、ポーズを決めているようだ……盆栽の前で。
Numariがその瞬間をうまく捉えた。

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