ステートメント

東京の夜、ネズミの時間

真夜中、東京の繁華街。人の流れが途切れた頃、ネズミたちの時間が始まる。東京の繁華街に棲むネズミたちへの先入観を取り払い、彼らの自由に生きる姿を撮影。都会の中に棲む野生動物としてネズミたちを捉えると、彼らの姿もまた違った物に見えてくる。ネズミたちが自由に過ごす真夜中の東京を、我々の知らないもうひとつの東京の夜としてまとめた。

受賞者プロフィール

原啓義

1970年生まれ、
主に東京都心に棲む動物を被写体とした作品を制作。
10年ほど前から都心の繁華街に棲むネズミを撮っている。
<授賞歴>
2021年度 第46回伊奈信男賞 「まちのねにすむ」
<写真展歴>
ニコンサロン
2017 年 『ちかくてとおいけもの』
2019 年 『そこに生きる』
2021 年 『まちのねにすむ』

審査員 選評

この写真は、一瞬で、見慣れた東京の夜から違う世界へ連れて行ってくれました。世の中を、「考える」より「見ている」という写真は、心地いいです。

関連リンク

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