THEME #46受賞作品2023AUG

PLANT LIFE

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DETAIL

ステートメント

ただ光り、ただ咲く – 佳作

限られた時間のなかで何が残せますか？

受賞者プロフィール

折坂元気

何がしたいのか、何が撮りたいのか、どんな作品にまとめるのか、いつも突き詰めて考えていくと、自分の場合どうしても生きること死ぬことに行き着きます。最近は、仏教や仏像等に興味がある。生きている今、この目の前の世界を自分が今思う考えで表してみたいです。

審査員選評

私が想像するのは、温かいランプの下で仰向けに寝かされている赤ちゃんと、それを手伝うもう一人の家族か友人と一緒に、キッチンテーブルにもたれかかって撮影されている、撮影者にとっての祖父母か両親のポートレートです。このイメージには、植物に関連するものは一切ない、あるいはそのように見えます。しかし、祖母が植えたと思われる、無造作で整然とはしていない、しかし幻想的な花畑が写っている別の写真を見ると、そうではないことに気づきます。これらの健康そうであると同時に繊細な茎を持つ花々は、真っ白な足とスリッパ、刈り取られた草の山、そして最後の画像では、野生の庭の花のひとつが墓石に加わっている。私はこの作品を、生まれたばかりの赤ん坊、年老いた女性、そしてもちろん植物という、時を超え、時を縛る、重なり合う人生についての、深く個人的で私的な写真という印象を受けました。

このようなイメージを投稿していただきありがとうございます。