ステートメント

Divine Empty.

「Divine Empty.」は現在も進行しているセルフポートレートのシリーズで、変化し続ける私の「自我」の形を探るものだ。この作品はこの世界にひとりの人間として存在する私の経験の中心にある考えや感情を表現している。この作品を構想し作り上げるプロセスは、私の芸術家としての成長に欠かせない一部となり、私の性格の本質を分析し、顧みることを可能にしてくれた。

受賞者プロフィール

Thomas Calder

写真、音楽、映画制作、デザインの分野で15年以上の経験を持つ、多分野で活動するクリエーター。

定期的にアイデンティティのテーマについて探求し、写真という形態を介して、ストーリーを語り、メッセージを伝えている。人間として経験する様々な困難、共通する疑問の瞬間を作り出すことに興味を持っている。アーティストとしての人生は、孤独感は常にあり、作品を介して世界と再び繋ぐことができる。人と人との繋がりと集合的な発想の共有には、紛れもなく本物の力があると信じており、こういった繋がりに何らかの形で貢献したいと考えている。

制作のそのプロセスは、仕上がった作品と同じくらいに重要であり、メディアを普及させ、新しい方法を発見することに興味がある。使い捨ての写真は撮らず、量より質を重視し、自分の作品を思い出すのに始終苦労するということに人生を費やしたくないと考える。人々に対し、そして人々のために何か意味のある画像を制作することを目指す。

審査員 選評

審査員：ヴィヴィアン・サッセンより

彼の作品では自己を探求し、内面的なプロセスを色彩、グラフィック、小道具など視覚的な要素とうまく結びつけているところと、遊び心や実験性が好きです。

関連リンク

• HP：https://www.thomascalder.com/

  Instagram：@thomascharlescalder