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THEME #21受賞作品2021MAR

COVID

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ステートメント

Front Yard

家の前庭は空間でありながら一つの比喩でもある。
3月に屋内退避命令が宣言された時、私は近隣のコミュニティーの人々を、彼らの前庭で撮影することにした。

ドキュメンタリー写真でよく問題視される一方的な視点を見直すために、コラボレーションの工程をよりオープンにし、役割を逆転させ、被写体に自身の写り具合を委ねた。白黒のプリントを作成し、撮影した一家に好きに色を塗ってもらったのだ。こうすることで、お互いの世界を共有するだけで、どれほど安易に偏見の隔たりが崩せるか深く考えさせる対話にもつながる。

受賞者プロフィール

ASHIMA YADAVA

ニューデリー・インド生まれ。現在サンフランシスコ・カリフォルニア在住。カメラを媒介として、Ashima Yadavaはアートを社会的アクティヴィズムと改革の方法として考えている。作品は、ドキュメンタリー作品に根付いており、ジェンダーの平等性、人種、社会正義などの題材に焦点を当てている。International Center of Photography(ニューヨーク)のDirector's Fellow。

審査員 選評

審査員:マーティン・パーより

屋外でマスクをつけた家族のポートレート写真はよく見かけますが、被写体でもある家族が白黒プリントに色付けしていることで、この作品は他と一線を画しています。色の塗り具合と写真に写る彼らの個性がちょうど良いバランスを保っていますね。よく知られている手法ではありますが、巧みな一捻りです。

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THEME #21 COVID

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