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THEME #17受賞作品2020NOV

LIFE

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ステートメント

ヒロシマの75年

1945年8月6日午前8時15分、米軍が広島に投下した原子爆弾は市街地の上空約600メートルで爆発し、多くの市民の命を奪った。
あの日から75年。広島市によると、これまでの原爆の関連死者数は約32万人にのぼるという。被爆者の高齢化も進み、平均年齢は83歳を超える。核兵器の非人道性は、何十年たっても被爆した人たちに身体的・精神的苦痛を与え続ける点だ。被爆した人たちは、白血病や複数のがんを患ったり、子孫への遺伝的影響に不安を感じたりしながら過ごしてきた。戦後を生き抜いた5人の肖像を紹介したい。

受賞者プロフィール

山田尚弘

毎日新聞写真部所属。2015年から18年まで広島に赴任。以降も定期的に広島に通い、被爆者への取材を通して原爆の惨禍を文、写真、映像媒体で伝えている。昨年、被爆者のポートレートなどを展示した写真展「まなざし」を広島と奈良で開いた。

審査員 選評

審査員:アマンダ・マドックスより

山田尚弘の作品は、被爆者の繊細な描写の中で、災害後の人間の精神的な回復力を表現している。1945年に広島に投下された原爆の生存者は、死や病気が蔓延する壊滅的な瞬間にもかかわらず、生命が残っていることを示唆している。

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THEME #17 LIFE

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