THEME #27受賞作品2021SEP
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The sense of distance
コロナの影響を受けて、私は家の近所でほとんどの時間を過ごした。もともと人の営みに興味があったので、周りの人々を観察し始めた。
このことをきっかけとした本作品は、自宅の近所の人々を被写体にし、コロナ時代における人間と社会が織りなす物語である。コロナは周囲の生活環境を差し置いて見ると、社会に対する影響が大きいと感じるが、自分のまわりに注目し、それて、注目する範囲がどんどん狭めると、コロナがない生活と変わらないようです。コロナの影響を受けているかどうかの境界が面白いと思う。従って、「the sense of distance」は私がコロナと我々の生活との距離感の考えである。
受賞者プロフィール
リュウ カイコウ
1996年中国生まれ
東京在住
2018 写真展 Born of the infinite
2021 写真展 the sense of distance
審査員 選評
審査員:IMA編集部より
コロナという人類共有の問題。日常生活の中に、もはや当たり前となってしまった”異様な”情景を見出すセンスが絶妙。少なからずセットアップで仕掛けられたのであろう5枚の写真は、見る側の感覚を問いかけてくるテストのようだ。シリアスなテーマの中に少し散りばめられたユーモアの感覚がさらに作品を魅力的なものにしている。
関連リンク
Instagram:@kaiko.1996
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