THEME #46受賞作品2023AUG

PLANT LIFE

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DETAIL

ステートメント

Knock on wood – 佳作

日々の仕事で蓄積された心身の疲れを、美しい何かを見ることで癒そうと思った。美しいものは「自然かな」という漠然とした意識の中、外に出かける。行く先々で彼らを見ることができた。両手を広げ高々と挙げている。粛々としていて自由で美しく個性的だった。思わずシャッターを切ったあとバチが当たるかもと思った。

受賞者プロフィール

藤沢海人

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審査員選評

今回の賞の目的を鑑みて、最初は響かなかったため、この作品を落とそうと考えていました。しかし、作品に添えられた文章を理解し、把握することができたとたん、この作品を別の角度から見るようになり、これがどう、なぜ作られたのかを賞賛したい気持ちになりました。

まず、作者に深い尊敬の念を抱きました。何かに対する反応として制作されたという点がとても好きです。この場合、作者は別の種類の日々の仕事の犠牲の後に疲れ果てていたようですが、自然の中で写真を撮ることはそれを癒し、補給する方法であり、自然の美しさに飢えていた作者は、それを自分自身とカメラの中に吸収することができたように感じました。

ものづくりをしたり、あるものに惹かれたりする人の多くは、必ずしも言葉通りではないのだろうという意味で私は理解しました。この作品は自然をまたはその他の何かがテーマです、と簡単に説明できたと思います。しかし、この作品のきっかけは別のところから来たのだと言っています。疲労や他の何かを見たり、経験したりするところから来たのだと。そしてこの場合はまた、自分を支えてくれるものを撮ることも含まれるのでしょう。

人生ではしばしば、目的地よりも旅路の方が素晴らしいということを知りながらも、これらのイメージを取りこぼしてしまいそうになりました。この体験がどれほど解放的で、自由を与えてくれたかを知ることができて嬉しいです。

この率直な応募と、被写体に惹かれた理由を送ってくれてありがとうございます。回復し、ちゃんと休まれていることを願っています。