THEME #05受賞作品2019OCT
TRAVEL
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MANASLU
マナスル。標高8163m、ネパール中央部に鎮座し、第8位の標高を誇るその山は「精霊の山」という意味を持つ。地球に14座しかない8000m峰を旅したい。まだ見ぬ、想像も出来ない世界を撮影したい。尽きることのない好奇心はいつも僕を未知の世界へと誘う。
標高8000m、世界中のクライマー達から「デスゾーン」と呼ばれ、命を燃料に生きていくような領域。人間はその場所にいるだけで刻一刻と逃れようのない死へと向かっていく。そんな決して人間が生きていくことが許されない神々の世界を自らの足で歩き、記録した。
受賞者プロフィール
上田 優紀
1988年、和歌山県出身。京都外国語大学を卒業後、24歳の時に世界一周の旅に出発し、1年半かけて45カ国を周る。帰国後、株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり世界中の極地、僻地を旅しながら撮影を行なっている。2018年アマ・ダブラム(6856m)、2019年マナスル(8163m)登頂。2018年、初写真集「Ama Dablam」を刊行。
審査員 選評
審査員:奈良美智より
山の写真の応募は多かった。どれもそこにいかなければ撮れないリアリティがあった。しかし、この連作ほど山で感じる、自然の中で自分が圧倒的にちっぽけであるという孤立感と、自然自体は気持ちを持たないという冷静さを表したものはなかったかもしれない
関連リンク
HP: https://yukiueda.jp/
Instagram: @photographer_yukiueda
Twitter: @nature_yukiueda
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