THEME #01受賞作品2019JUN
VOICE
OF
NATURE
GRAND PRIXグランプリ
ステートメント
採集/抽出する
渓流を歩きながら、これらを示す言葉が存在しない状態を想像する。その存在を確かめるように,証明を行うように採集行為を行う。採集物というものはその存在をイメージさせる物体であり、存在の一部である。
採集行為を行い,イメージの抽出をする事によって,イメージの代替を試みる。それによって渓流という存在意味はより強くなっていくのではないだろうか。
受賞者プロフィール
森田晃博
1991年 茨城県生まれ、2012年 東京ビジュアルアーツ写真学科卒業。
個展に2016年「Its」(ニコンサロン,東京,大阪)、グループ展に2017年「RAIEC TOKYO 2017」(3331 ARTS CHIYODA)。
審査員 選評
撮って(採って)、集めて、選ぶという写真のプロセスを、写真の中に実際の植物採集を入れ子状にする形で見せている。写真の物質性に対するアイロニカルな言及のようでもある。私にとってモニターで写真を見ることは簡易的なもので、普段はオリジナルとの質の差を想像で補いつつ見るのですが、今回はオンラインコンテストなのでモニターで見た時の経験の強度で判断しました。moritaさんの作品は展開の面白さに他の写真とは異なる魅力がありました。
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