ステートメント

887 888

東日本大震災から887日目と888日目に津波被災地で撮影した。瓦礫となった建物の多くは撤去され、建物の基礎ばかりが残された地に雑草が生い茂っていた。現在では10メートルほどの盛り土がなされ、かつての町並みは地中深くに眠っている。

受賞者プロフィール

谷口 光子

芸術学博士（Ph.D.）
日本大学芸術学研究所研究員
フェミニスト
現代の芸術・文化の動向を研究しつつ、写真表現活動を行っています。
ライフワークとして様々な女性の台所を撮影するプロジェクトを行ってます。

2013年　個展「WOMEN」エプソンイメージングギャラリー：エプサイト（スポットライト対象展）：東京都新宿区
2015年　個展「WOMEN かかあ天下」中之条ビエンナーレ：群馬県中之条町
2021年　IMA next THEME#17[LIFE]グランプリ “If I can stop one heart from breaking, I shall not live in vain.”

審査員 選評

「887 888」プロジェクトは、東日本大震災の被災地に887日、888日後に立ち戻り制作されています。丁寧に構成され、白黒で破壊と復興の在り方を美しく捉えた写真からは、時間の流れと震災の後遺症が感じ取れます。

関連リンク

• HP：https://www.mitsuko-t.com/

  Instagram：＠light_mitsu

  openseaコレクション：https://opensea.io/collection/if-i-can-stop-one-heart-from-breaking-i-shall-not