ステートメント

Dull visibility

スマホによって与えられる多くの利便性。それゆえに現代に生きる人々にとってスマホはなくてはならない存在となった。友人と食事をしていても片手にスマホ。恋人たちは向かい合ってコーヒーを片手に熱心にスマホの画面を見ながら会話をしている。
私たちは知らず知らずのうちにスマホから得られる情報やサービスに心を時間を奪われている。
電話に始まり、やがて個人が世界とつながり、SNSの登場により私たちは自分の評価をあるいは物事の価値判断をスマホに求めるようになった。
便利なものには必ずマイナスの要素が含まれる。この先我々はどうなっていくだろうか。

受賞者プロフィール

稲田 フランコ タデオ

1982年生まれ。アルゼンチン出身。　　　
幼少期をアルゼンチンで過ごした後、来日。
愛知県立芸術大学美術学部デザイン学科卒業。
現在は東京を拠点にフォトグラファーとして活動中。
主にプロダクト、空間写真、ポートレートなど幅広い分野で撮影を行う傍ら、
写真によるアート作品制作も行う。

審査員 選評

審査員：姫野希美（赤々舎代表取締役／ディレクター）より

世界と個人のつながり方を思考するオブジェと写真。奥行きのある寓意。

関連リンク

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